戸惑いの惑星 筋書き

※完全なる個人のための覚書です

※抜け箇所・間違いがおそらく多数あります。細かい言葉など勝手に書き換えている場所もあります。書き足し・修正など行っていく予定です

※【坂本、三池、小説中の三池】【長野、由利、小説中の由利】【井ノ原、長谷川、小説中の長谷川】の区別は明記せず、全て御本人の名前にしてあります
 


お辞儀(左から→坂井長)
~諸注意~
萩野さんが坂本さんの横に来る
坂:何か?
萩野さん手紙を渡す
坂:まだ何か?
長:読んでほしいみたい
井:誰が読みますか?
坂:手紙で痛い目にあってるから
長:いい思い出ないから
井:なんだよー…じゃあ読みますね
萩野さん鍵盤ハーモニカで不惑を演奏し出す
井:演奏をバックに読めばいいのね?

萩野さんの手紙
井:「四十にして惑わず」と孔子は言いますが、皆さんはどんなことに戸惑いますか?

長:答えましょう
井:じゃあまず長野くん

着席(左から→坂長井)
長:夜空の星に戸惑う
井:ポエムみたい
長:天の川の長さはエフワンのレーシングカーで走ると5000億年、光の速さだと10億年かかる。10億年前=ホモサピエンズ。これ覚えやすくない?
ピアノ流れ出す
長:宇宙の外には何があるか、ビックバンが起こる前には何があったのか。誰か教えて?
長:ソクラテスだかプラトンだかの言葉「宇宙には人と繋がった星があって、魂はその星に帰る」。そんなふうに戸惑います
ピアノ終わる
井:音楽もぴったり

席チェンジ(左から→長坂井)
坂:占い
井:占い好きじゃん、昔よくパルコの地下で
坂:相性の会う占い師だとびっくりするくらい当たる。どうして?
長:占い師に予知能力があるから?
坂:元々運命があって決められているのでは。でも運命で全て決められてると思うと嫌。嫌で嫌で…あぁ嫌!
長:運命に逆らってみたら?
坂:それも運命かもしれない
井:じゃあもうしなければいいじゃん(笑)
坂:でも気になるでしょ~来週の運勢とか

席チェンジ(左から→長井坂)
井:昔、校門出て考え事をしてたら気づいたら家とかなかった?
坂長:うーん…まああるかな
井:気づいたら友達の家とか
坂長:それはない
井:こないだなんかディズニーランドにいて
長:浦安でしょ?!
井:しかもクラブ33にいた
長:なかなか入らないんでしょ?
井:クラブ33はすごい。ディズニーランドで唯一お酒が飲める。トイレがすごい。開けると真の闇が広がっている
坂:そんなアトラクションが?!
井:星が揺れて、月が金色というより銀色に光っていた。それはよく見たら夜空が映った水面だった…結局夢だったんだけど
坂:なんだ夢オチか
井:後ろを見ると店員がみんなミッキーマウス
長:それは見てみたい
井:ミッキーに聞いた「ミッキーマウスは世界に一匹じゃないんですか?」ミッキーはドヤ顔で答えた「そうはおっしゃいますけど、あなただって世界中にイノッチは1人しかいないと言いきれますかぁ?」当たり前だと答えた
坂長:言っちゃった~
長:言いきれるの?俺もイノッチだよ
坂:俺がイノッチ
井:俺がイノッチだから!呼ばれてるところ見たことないし!第一、2人は名前関係ない!
坂:すぐ祈る、祈るっち→イノッチ
長:猪突猛進、イノシシ→イノッチ
井:長野くん猪突猛進なんて性格じゃないじゃん!じゃあ俺は何ッチなんだよ?!
長:どうしたんだハセッチ
井:え?!
坂:いい加減にしろ長谷川
井:いよいよ名字関係ない!
井ノ原さん倒れる、坂本さん支える
坂長:大丈夫?
井:最近よくあるんだ。自分が誰だかわからなくなる…
坂長:それは大変だ、病院は?
井:行ったよ…人格喪失症だって
長:人格喪失症!?
坂:それが長谷川のかかった病気でした

長:ウィキペディアによると~(人格喪失症の説明)
井:ねぇ、僕は本当に長谷川なの?井ノ原じゃなくて?
坂:長谷川の病状は悪化していき、入院することになったのです

井:僕は…(名札を見て)長谷川です!
坂:知ってるよ
井:君は?坂本くんだっけ?
坂:違うよ
井:長野くんだっけ?
坂:三池らんじろう。ミケランジェロ
井:君が長野くん?
長:由利だよ
井:そうだったね、僕は…(名札を見て)長谷川です!
坂:知ってるよ

坂:知ってると言っても、高校が同じで顔と名前が一致する程度で
長:でも最近あることがあって

坂:すみません、ここはスタジオ33ですか?

井:そうです…あなたもメール?
坂:はい!あれ…あなたは長谷川、くん?
井:…そうです
坂:この頃の長谷川くんの病状はそこまで悪くありませんでした
井:君は?
坂:三池!ミケランジェロ
長:すみません、ここはスタジオ33?
坂:そうです、きみもメール?
長:はい
坂:由利くんじゃないか!
長:そうですけど、君は?
坂:三池!ミケランジェロ
井:2人は知り合いなの?
坂:高校が同じで隣のクラスで
長:っていっても顔と名前が一致する程度。君は?
井:僕は…
坂:長谷川だよ!
長:ああ!ハセッチって呼ばれてたよね?
井:…じゃあハセッチで!
坂:じゃあってなんだよ(笑)
?:ところで、ここは何なんだろう、メールの送り主は?こないの?
井:まあ普通の集まりじゃないし…
長:じゃあなんで来たの?
坂:まあ、気になった?
長:実は…俺も
?:何かないのか?
うろうろ探す
3:あ!
箱の上に手紙見つけ、手紙を読む(左から→長井坂)

お越しになられた皆さんへ。箱の中にご用意させていただきました。

坂:開けてみよう
それぞれの楽器と楽譜が入っている
井:吹いてみる?
長:…いいよ?
井:じゃあ、チューニング
♪~
井:せーの、♪~
井:入らないの?!
坂:2小節休みが
長:こっちは3小節と2拍
井:そっか。じゃあいくよ、せーの…せーのもいらないのか
坂:やってよ、雰囲気が出る
井:せーの、♪~
3:この曲…知ってる!
?:なぜ俺達が有名でもないこの曲を知っているのか
?:これは、その謎を解く物語

♪ Change Your Distiny

坂本さん長野さん2人でベンチに座る

長:ハセッチは?
坂:昨日からずっと寝てるらしい
長:最近は前みたいに話せなくなってきたね…そうだ、これを見て
坂:迷いの病の世迷言?
長:きっとハセッチが書いた小説だよ。ハセッチ小説家になりたいんだってお袋から聞いたことある
坂:お袋さんから?
長:実家の店にハセッチよく来てたから、そこで話してたみたい
坂:由利のお袋さんって有名人だったよな!スプーン曲げして!ユリゲラー
長:(渋る顔)
坂:どうした?ダメな話題だった?ごめん
長:いや、いいんだ…小説読んでみない?
坂:許可なしでいいのか?
長:きいたところで…
坂:だよな
小説を読もうとする2人
坂:…やっぱりダメ!
2人は顔を寄せて今度は小説を読み始める
坂長:結局俺達は長谷川の小説を読むことにした
2人で原稿用紙を持ちながら前に出てくる

『迷いの病の世迷言』作:長谷川幸彦
最初3行くらい坂長、その後井ナレーション
坂長:小さい頃から文章を書くのが好きだった
井(ナレ):宛名を書かずに川へ流してみたり、そんなことが娯楽の一つになっていた。だから

坂長:やだやだ~作文なんてやだ~(駄々こね風)
井(ナレ):みんなは嫌がったけど僕は嬉しかった。やった、堂々と文章が書ける!
先生(長):いいぞ長谷川、立って読んでみなさい
井(ナレ):こんな風に褒められることもあった。そして決定的な一言

先生(坂):長谷川、君は小説家になれ!

井:多分深い意味はなかったけれど、僕には衝撃的だった。高校のとき
井(高校生):ねえねえどうやったら小説家になれるか知ってる?
坂(高校生):国家試験とかはなさそうだよな
長(高校生):編集者とかに原稿を持ち込むらしいよ、親戚の漫画家が言ってた

井(ナレ):〇年後
井:どうですか?
編集者(坂):んん~。綺麗に書けてるけどね~これじゃ売れないかな。まあまた書いてみてよ、まだ若いんだし(小説を机に置き、返す)
井(ナレ):でも諦めなかった、こんな話を聞いたから
編集者(坂):こんな話がある。『華麗なるギャツビー』で有名なアメリカの作家スコット・フィッツジェラルドは126社から送り返されたが127社目で採用され、『楽園のこちら側』は3日で〇万部売れた。夢がある話だと思わないかい?
井(ナレ):だから127回断られるまで書き続けようと思った。

井(ナレ):10年後
編集者(長):綺麗に書けてはいますね
井:でも売れない…ですか
編集者(長):その前に…これは小説とは呼べない
井:えっ?!
編集者(長):君には別の才能がある、よかったらここに行ってみなさい(名刺渡す)
井:手紙代筆業…?
編集者(長):そう。君には才能がある

井ノ原さんが出かける、そこにキャンバスを前にした坂本さんがいた
坂:いらっしゃい!白黒1000円、色付きで3000円。どっちにする?色付きにしとく?
座らされる井、書き始める坂
井:違います!三池くん…だよね?僕長谷川!高校の時の!三池くんは絵を描いてるの?上手かったもんね!
坂:これは修行…バイトだ
井(ナレ):確かにそれは似顔とは呼べない、似ていない絵だった

井(ナレ):時には怒って帰る人もいた
坂:なんだよあの客
井:しょうがないよ、あれじゃまるでなまはげ
坂:俺にはああ見えた!
井:確かにあのお客さんの怒った顔は「悪い子はいねえか~」って言いそうだった…結果的に似てたのか?

井(ナレ):時には褒められた
富豪(長):これは傑作だ!
井(ナレ):傑作の意味が違うような気もしたけど
富豪(長):君には私がこう見えたのか!こりゃ傑作だ!
長野さん、坂本さんに封筒を渡す
坂:多いですよ!
富豪(長):チップチップ!君のおかげで愉快な気分だよありがとう!
坂:あの人が美術館のオーナーだったらな。どうして俺の絵は売れない?
井:今売れたじゃん
坂本:あれは描かされた絵だ
井:僕の小説は売れたことがない。売れるって難しいね
坂:こんな話がある。スコット・フィッツジェラルド
井:(遮るように)127社目で採用された
坂:なんだ、知ってたのか
井:その127社目が今日だったんだ
坂:そっか
井:手紙代筆やってみようと思う
2人は階段を登り、柵に持たれながら話す
坂:やめとけ、ゴーストになっちまう
井:?
坂:ゴーストみたいにいるかいないか分からない存在になっちまうってことだよ。ちなみに俺は科学的に実証されない限り幽霊は信じない…そんなことを研究している男に会ったんだ

坂本さん階段降りてくる、長野さんがいる
長:ようこそ!何か飲みますか?
坂:何がある?
長:ほうじ茶、爽健美茶十六茶、それとおーいお茶!
坂:どれもいらない
長:研究物に影響を与えると困るので刺激物は置いてないんです。 坂:研究に協力するなんて言ってないぞ?! 長:お話を聞かせてもらうだけです。この絵は君が描いたものですね?
坂:多分
長:多分とは?
坂:俺の絵だと思うけど…いちいち覚えてねえよ
長:あなたに絵を書いてもらった人達が次々事業に成功しているのです。ご存知なかった?
坂:描いたらその後は何もないから
長:あなたの絵をスキャンしてみたところ共通点が
坂:やめてくれ!
坂本さん立ち上がり階段へ
坂:分析されるために描いてないんで。悪いけど他をあたってくれ

教授:幸せが3つ、ため息をつくと逃げていく。こう言ったのは誰なのかな
長:キューバカストロ首相という説があります。たぶんデマですが
教授:良い話と悪い話、どちらから聞きたい?
長:良い話でお願いします
教授:すまん、それはないんだ
長:期待させないでください
教授:資金が用意してもらえなかった
長:…そうですか
教授:すまないね、君の仮説はすばらしかったのだが。この学問への不信感…昔はあんなにあった超心理学部も今はうちと明治大くらいだ。スマホを作る量子力学の研究には潤沢に予算がおりる。
教授:シェークスピアにこんな言葉がある「栄光は波紋の輪のように広がり、大きくなりすぎて消えていく」
長:われわれは消えてしまった波紋の輪ですか?
教授:まだ消えてはいない…はずだ
長:そうだといいですが
教授:君はなぜ辞めない?
長:2つ理由があります。あれ、言ってなかったですか?
長:1つは妹が応援してくれるから。妹は音楽をやっていて。もう1つは見たからです。母が、スプーンを曲げるところを!

不惑(「希望や夢~」→「僕は今~」→サビ→「足の裏から~ゾワゾワと」)
井:代筆の仕事を始めてみました。あの時僕に勇気があったら、彼女に手紙が渡せていたら!
不惑(「土砂降り~」→サビ)

長:ちょっと待って?!これ俺の話だ
坂:お袋さんに聞いたんじゃない?
長:教授との会話なんてお袋には話してない。スマホの話なんて半年前の会話そのままだ。確認だけど、三池は似顔絵描いたりしてる?
坂:もうやめたよ
長:じゃあプロに…?
坂:塗装業、毎日ペンキ塗ってる

井:それはラブレターとか可愛いものじゃなくて、納得させる謝礼状、難しいものばかりだった

マダム:てーがーみ。出来てるかしら?
マダム:どれどれ、なになに…何なのよこの書き出し!
井:もうこれ以上黙っているわけにはいきません
マダム:ポジティブよ、ポジティブ
井:もうこれ以上隠しているわけにはいきません
井:もうこれ以上ポジティブではいられません
マダム:やっぱりキャンセルにしてくださる?やっぱり直接言った方が気持ちが伝わるっていうじゃない?
井:えぇ~?!

ヤクザ:イカした果たし状を頼む
井:どのような内容で…
ヤクザ:ぁあん?
井:お客様のことを知ってから…
坂本さん立ち上がり井ノ原さんの顔の側に
ヤクザ:知らない方が身のためだが
井:じゃあいいです
ヤクザ:それがいい ヤクザ:漢字がいい、書き出しは全て漢字で書け
ヤクザ:書いてもらおうじゃないか~
井:…前略…
ヤクザ:ぁあん?…いいじゃねえか~前略。漢字二文字で。後は任せたぜ
井:えっ?!
ヤクザ:そんな良い文章を書くんだ。イカした果たし状を書いてくれよ。じゃあな~
井:…うわぁぁ!!

♪ オレじゃなきゃキミじゃなきゃ
長:0.4秒前から下がり始めていた実験の話
♪ オレじゃなきゃキミじゃなきゃ
井:そこに彼女が現れた!愛する人への手紙の書き方が分からない、教えてください…!
♪ オレじゃなきゃキミじゃなきゃ

バーカウターに長野さんやってくる、坂本さんは1番左端、井ノ原さんはカウンターの中
長:バーボンロックダブル
坂:同じの
長:あの時の…
坂:お前の話は本当だったよ。あの何日か後に客が来た。封筒をくれた、中にあったのは大金、どうしようか困ったよ。とりあえずバーで1杯飲もうと思った。トロンボーンがあった。昔ジャズをやったことがあったから吹いてみた。その時扉が開いた、そこには彼女がいた、会話もそこそこにキスをした、俺は部屋に来ないかと誘った…

♪ sing!(「大好きなあなたと」まで)
坂:昼間は公園で絵を描いて過ごした、彼女はそれを横で見ていた。夜はバーでトロンボーンを吹き、彼女はそれを聴いた。彼女の笑顔が何よりも眩しかった!
♪sing!(「ラララ感じて~」以降)

坂:俺は彼女を描きたくなった、頼んだ、了解の印に微笑んだ、俺は彼女を描いた、すると彼女の顔が曇った、俺はもう1枚描かせてくれと頼んだ、描いた、彼女の目からは冷たい涙が流れた。その後彼女は俺の前から消えた。そして届いた手紙…マスター読んでくれ
マスター:私ですか?では…

彼女の手紙
マスター:あなたは素敵な人です。ずっと伝えられなかったことがあります。私はあなたと出会う前の記憶を無くしていました。あなたが描いた絵を見た瞬間突然雷に撃たれたように鮮やかに…記憶が蘇りました。私は私の人生に戻らなくてはなりません。ごめんなさい、さようなら

坂:俺はそれ以来絵が描けなくなっちまった。だから俺は用済みさ。研究室に帰りな
長:帰るところはない
坂:辞めたのか?
長:聞いてくれるか?

教授:本当に辞めるのかい?
長:はい
教授:ついに私1人になるなぁ
長:すみません
教授:妹さんのことは残念だった
長:家族に迷惑かけたくなかったんでしょう、誰にも言わずに1人で抱えて…
教授:しっかりした良い妹さんだね
長:ええ、自慢の妹です。ああいう運命だったのだと言い聞かせています。きっと幸せな人生だったと思います
教授:そんな妹さんのためにも、君は続けるべきだと思うのだが。意思は固いのかね?
長:もう一つの理由もなくなりましたから

母の手紙
由利母:あの子の49日も終わって落ち着いてきました。こっちに帰ってきませんか?実家を継いでくれたら嬉しいです。あなたの学問は評判も良くないみたいだし心配しています。こんなことここで言っていいのか分からないけれど敢えて言います。スプーン曲げをしたのは嘘です。みんながテレビに夢中な間にテーブルに押し付けました。あなたがそんなに信じるなんて思ってなかったから。ごめんねぇ?あなたの人生、今からでも考え直して見ませんか?

長:人生は喜劇ですか?それとも悲劇ですか?
教授:シェークスピアにこんな言葉がある「神は人間にするために欠点を与えた」
長:妹の机に宛名のない手紙がありました。どうしたらいいか分かりません
教授:宛名のない手紙は我々の知らない方法で相手にたどり着くだろう

現実(?)に戻って
長:辞表は昨日出した、ハセッチは昨日から眠り続けているから知らないはずだ
坂:彼女のことはこの通りだ。マスターが証人になってくれる…マスター?
長:俺たちはなんでここにいる?病院で物語を読んでいたはずだ
坂:マスター!マスター!
長:マスターなんて本当にいたのか?
坂:早く出ようぜこんな所
長:三池、トイレのドアを開けてみろ
🚪開ける
溢れる光と音
🚪すぐ閉じる
坂:なんだあれは
長:光と音だ
坂:偉そうに言うな
長:出口はあそこしかないだろう
長:もう一度開けてみろ
長:待て!
坂:なんだよ
長:今度はゆっくりと
🚪開ける
長:光と月があるだろう
坂:すげーよ由利!なんで見ないで分かる?どうして地下に空が?!
長:よく見ろ!それは本当に空か?
坂:水面だ!
🚪閉じる

~ここはハセッチの夢の中と繋がってる という説明~

長:実行は君の係
坂:係ね
長:待て!
坂:何?
長:次は、勢いよく
坂:…いくぞ!
🚪開ける

光と音と長谷川が出てきた!
♪ ちぎれた翼
坂:長谷川が出てきた!いいのか?!
長:ドアの向こうに行くのと、長谷川がドアから入ってくるのは、原理的には同じことだ

箱と封筒が現れる

長:おそらくこれは…ここから出るためのツールだ

坂:手紙で痛い目にあってるから
長:いい思い出ないから
坂:じゃあ箱で
箱を手にとる坂
坂:係だからな
オルゴールからChange Your Distinyが流れるがすぐに止まる
坂:終わっちゃったよ…ネジとかは?(箱を見回す)
長:俺達に1回だけ聴かせるために作られたオルゴールなのかもしれない

長谷川の手紙
井:読んでくれてありがとう。きっと読んでくれると思ってた。手紙代筆を始めて以来、自分の中の他人が占める割合が大きくなっていった。この仕事を続けてはいけないと思った。けれど断れなかった。なぜならまだ彼女のことが好きだったから。彼女は高校のとき先輩に恋をしていて、その気持ちを曲にした。文化祭でその曲が演奏されることになった。吹奏楽部の先輩はその曲が気に入っていた。しかし先輩は転校してしまった。ある日、彼女は耳を疑った。あの曲が聞こえて来たから。彼女は階段を降りた、するとそこには、彼がいた。幸せだった。ある日、彼に阿修羅のように描かれて怒って帰った人が、翌日交通事故で亡くなった。彼が私を描いてくれた。そこには阿修羅になった自分がいた。私は死ぬんだ。私は彼の前から消えなければいけない、しかしどう伝えたらいいか分からない。教えてください。彼女は寂しくほほえんだ。そこで僕は彼女を記憶喪失に仕立てあげ、手紙を書いた。手紙を読んだ彼女は、冷たい涙をこぼした

坂:彼女はまさか…
長:俺の妹だったんだ

長:これは君への手紙だ

彼女の手紙
坂:運命だなんて思わないで下さい。私達はあのとき運命を変えたのです。あなたがトロンボーンを吹き、私がそれを聴いたとき。短い時間でしたが、私の幸せが詰まっていました。そして、今でも幸せ…
長:追伸。芸術は時に酷いもの。酷さに負けないで下さい

♪ days -tears of the world-


井:長い夢を見ていた気がする
坂:奇遇だな。俺も長い夢を見ていた
長:あれは、夢だ。夢かもしくは、集団催眠にかかったのだろう
井:2人が夢に出てきたんだよ。自分は誰か分からないけど2人は分かった
長:証明してみせる。辞表は撤回した
坂:長谷川、描かせてくれ
井:いいよぉ?
坂:白黒1000円、色付きで3000円
井:えっ?!
坂:冗談だよ(笑)
井:君に絵を描いてもらうのは初めてじゃない気がする
坂:それは間違いだ。…長谷川動かないで?
井:あ、ごめん
長見に行く
長:おい三池、それじゃ…
坂:何もいうな。言葉にすると自由を失う
長:そうだな

坂:できた
井:早いね!
坂:プロだからな。見たいか?
ベットの井に店に行く坂長
描いた絵を井に渡す
井:僕だよ

♪ Change Your Distiny

 

Dahlia